7月30日、東京2020大会のフェンシング・エペ団体において、日本チームが日本フェンシング史上初となる金メダルを獲得しました。見延和靖選手(NEXUS所属、2010年度法学部卒業)はキャプテンとしてチームを牽引し、金メダル獲得に貢献しました。
エペとは、3種目あるフェンシングの種目の1つであり、得点となる範囲「有効面」はフルーレの胴体部、サーブルの上半身に対して足先まで含めた全身と最も広く、さらに攻撃権のルールがあるフルーレ、サーブルと異なり、先に突いた選手がポイントを得る種目です。
エペは「キング・オブ・フェンシング」と呼ばれ、欧州では圧倒的な人気を誇り、種目別の競技人口では一番多く、近年までは日本人が最も勝てない種目ともいわれていました。
見延選手を含む日本チームは、準々決勝ではオリンピック3連覇中の強豪フランスを相手に1点差で競り勝ち、決勝ではロシアオリンピック委員会を相手に完勝、見事優勝しました。
見延選手はパリ2024大会の出場を目指すと宣言しており、今後のさらなるご活躍が期待されます。
<見延 和靖(みのべ かずやす)>
福井県出身。2010年度に法政大学を卒業後、NEXUSに所属。
2015年のW杯男子エペ個人で初優勝。リオ五輪では6位入賞。その後も数多くの国際大会で優勝し、2019年には日本選手で初めて世界ランキングの年間1位となった。
写真提供:いずれもご本人
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